本当のkawaiiはprettyじゃない
英語の辞書にも載っている日本語に『可愛い』がある。
同じような意味ならば、pretty、cute、lovelyがあげられるが、もっと深く日本人の感覚に近いkawaiiを海外の方に理解していただく為にはどのように解釈すればいいのだろうか。
ピンク色でフリフリで小柄で奥ゆかしいものが可愛いといってしまえば確かにそうかもしれないが、それだけだとlovelyやcuteに依った表現にも思える。
そもそも、可愛いは日本のポップカルチャーから発信された言葉であり、アニメやアイドルが海外で広がった事もその成立の背景になるのではないでしょうか。
だとすれば、kawaiiは日本のサブカル的な装飾やキャラクターに対して向けられる執着や愛着が、その内面やイメージをも対象としたものといえる。
例えば、実際には女性的な外見や単に小さい訳ではないゆるキャラであったり、一見するとグロテスクにさえ感じられるエレキテル連合の白塗りなどに対しても愛着を感じてしまう事があるのが可愛いの特徴である。
日本人の可愛いと海外の方が使用するkawaiiの違いがそこに感じられないだろうか。